どうも、つみき(@321tsumiki)です。
投資を始めるにあたっては個別株から始めるのは難しいと思います。私は投資初心者でも取り組みやすい投資信託による投資を行っておりますが、他にETFなどもあります。投資信託やETFには、米国や全世界の株式へ広く分散したものもあります。今回は、米国株式と全世界株式のどちらが良いのか、私が全世界株式に投資している理由について考えたいと思います。
米国株式か、全世界株式か
まず、米国株式か全世界株式かの結論としては、
「米国株式、全世界株式のどちらでもよい」
ということになります。
なぜなら米国株式と全世界株式のどちらも主要な投資先は米国株式になるからです。ただし米国株式の割合が若干全世界の方が低いので「米国の将来性に疑問を感じるのならば全世界株式に投資するべき」ということが言えると思います。
いかにその理由について書いていきます。
全世界株式においても米国の割合は6割程度ある
全世界の中でも米国株式の時価総額は過半数を超え、約6割程度あります。米国がそれ以外の地域より成長すると思えば米国株式に投資するべきですし、米国の将来に不安があるので世界全体の成長に賭けるなら全世界株式に投資するべきです。
対象となる投資信託(米国株式・全世界株式)
管理費用(信託報酬)に代表される、維持コストが安く長期的に成長が見込める投資対象にします。以下に対象となる投資信託を挙げていきます。
1.米国株式
・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)2.全世界株式
・SBI・全世界株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
米国株式・全世界株式ともに、ベンチマークとする指数の違いにより基準価格の動き方が若干異なることに注意する。
■ベンチマークとする指数
1.米国株式
・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
→「S&P500指数」
(米国の代表的な500銘柄に投資)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
→「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」
(大型株から小型株まで米国のほぼ全ての銘柄に投資)
2.全世界株式
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
→「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」
(大型株中心に投資)
・SBI・全世界株式インデックス・ファンド
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
→「FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス」
(大型株から小型株までできるだけ幅広く投資)
ちなみに、これらの指数の値動きにはそれほど大きな差はないので、どちらを購入してもそこまで気にしなくてもいいです。そして管理費用は0.2%程度の低コストで、米国・全世界という成長を見込みやすい投資対象となっています。
結局は、「米国と全世界の成長性のどちらをとるか」ということに尽きると思います。
私が全世界株式を選んでいる理由
最初に申し上げた通り、「米国株式、全世界株式のどちらでもよい」という結論がある以上、どちらを選んでも問題ないということになりますが、私は全世界株式を選んでいます。
それはなぜか。
「株価の時価総額に連動して、経済成長している国の保有量が増えていくから」となります。
例えば、今は米国株式の時価総額が過半数を占めていますが、他の国の株式の時価総額が上がれば指数が連動していきますので、強い国に合わせて保有割合を変動させていくことができるのです。米国が今後停滞することも考えられます。米国から全世界も連動して停滞するかもしれませんが、ほかの国が伸びてくることもあるかもしれません。それに賭けたいと考えています。
まとめ
自身の投資方針を考えたとき、米国と全世界の成長をどう見るかで決まってくるかと思います。迷ったら両方に投資するのも一つかと思いますが、投資信託に占める米国株式の割合についても考えておく必要があります。私としては、結局どちらを選んでも大差ないと思っています。そこに悩んで投資できないくらいなら、すぐにどちらかを選んで「えいやっ」と投資を始めるべきだと思います。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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