どうも、つみき(@321tsumiki)です。
今回は、もうすぐ4月ということで新社会人がしておくとよい資産運用の準備についてまとめておきたいと思います。
私自身は新社会人どころかアラフォーになるまで資産運用というものをしてこなかったので、自分が今、新社会人になったらどうするかという観点でするべき準備を考えてみます。

今資産運用を始めるならこんな準備をするかな、ということを考えてみました。これから投資を始めようと考えている方にはほんの少し参考になるといいなと思っています。
投資を始める前に最初に考えるべきこと
始めに考えたいことはリスクの取り方です。投資を行う上でリターンを求めようと思ったら必ずリスクはついてきます。リスクとうまく付き合うことで平常心で投資を続けることができると思います。
この平常心がすごく大切で、○○ショックなどが起きると資産の目減りが激しく資産が減っていく様子に耐え切れず下がりきったところで泣く泣く売却するなど普段と違う行動をとってしまいがちなのです。下がった時には追加で購入しておきたいくらいなので、そこで売却などをしないようにするためには、損失許容額に応じたリスク許容度をあらかじめ決めておき、その割合を守りながら投資をすることが何よりも重要です。
資産のうち、どれだけの割合をリスク資産(投資信託)に回せばよいのか、つまりリスク資産(投資信託)と現金の比率を考えることでリスクの管理をしていきます。ここではリスク資産が-50%になると仮定して考えてみます。
① 全く損をしたくない リスク資産 0%:現金 100%
すべて現金で保有していれば、投資信託の基準価格がいくら減少しても資産に変化はありません。しかし、全く損をしたくないと考えるなら投資をやるべきではありません。
② 資産が10%減っても仕方ない リスク資産 20%:現金 80%
資産が100万円のとき、10万円の損失まで許容するということです。
リスク資産20万円:現金80万円の状態で、リスク資産が-50%になると、
リスク資産10万円:現金80万円となり資産は合計90万円になります。
③ 資産が20%減っても仕方ない リスク資産 40%:現金 60%
資産が100万円のとき、20万円の損失まで許容するということです。
リスク資産40万円:現金60万円の状態で、リスク資産が-50%になると、
リスク資産20万円:現金60万円となり資産は合計80万円になります。
④ 資産が30%減っても仕方ない リスク資産 60%:現金 40%
資産が100万円のとき、30万円の損失まで許容するということです。
リスク資産60万円:現金40万円の状態で、リスク資産が-50%になると、
リスク資産30万円:現金40万円となり資産は合計70万円になります。
⑤ 資産が40%減っても仕方ない リスク資産 80%:現金 20%
資産が100万円のとき、40万円の損失まで許容するということです。
リスク資産80万円:現金20万円の状態で、リスク資産が-50%になると、
リスク資産40万円:現金20万円となり資産は合計60万円になります。
⑥ 資産が50%減っても仕方ない リスク資産 100%:現金 0%
資産が100万円のとき、50万円の損失まで許容するということです。
リスク資産100万円:現金0万円の状態で、リスク資産が-50%になると、
リスク資産50万円:現金0万円となり資産は合計50万円になります。
入社までの準備
楽天カードの作成
楽天カードクレジット決済に必須です。楽天経済圏にどっぷり漬かる、ポイントせどりなどを行うのでなければ、初めはノーマルカードでいいかと思います。
楽天銀行の開設
給与振込口座で活用できます。後述するマネーブリッジで楽天証券にわざわざ入金する手間を省くことができますし、振込手数料なども優遇されています。
楽天証券の開設
楽天銀行とセットで作ると便利です。
つみたてNISAのやり方を確認
楽天証券でつみたてNISAをどうやるのか、確認しておきましょう。
積み立てる投資信託の検討
いろいろな投資信託がありますのでどれがいいか考えておくといいと思います。おすすめの投資信託は後述しています。
入社する会社のiDeCoの制度を確認
確定拠出年金の制度を確認しておきましょう。私は公務員なのでiDeCoのみ行っています。
マネーフォワード ME のダウンロードと設定
マネーフォワードMEを使うと複数の銀行口座、証券口座をまとめて管理できます。これにより個別に口座にログインすることなく簡単に確認することができて重宝しています。合わせて資産総額を毎日記録しています。
入社後に資産運用を始めるまでの準備
【最優先】iDeCo口座の開設
会社の給与担当者を通じてiDeCo口座の開設手続きを行いましょう。申込書を送付してから開始されるまで数ヶ月かかります。なるべく早く手続きを完了させたいです。
給与振込口座を楽天銀行にする
ネット銀行が不可の場合もありますが、可能ならばやっておいた方がいいと思います。
【楽天銀行×楽天証券】マネーブリッジで口座連携させる
楽天銀行と楽天証券を口座連携させることで以下の特典が得られます。
【楽天カード×楽天証券】投信積立に楽天カードクレジット決済を選択する
月50,000円の投信積立で楽天ポイントが500ポイント還元されます。毎月の利益+1%が確定しているようなものです。非常におすすめです。クレジット決済枠を先に使い切りましょう。
具体的な資産運用の方法
確定拠出年金(個人iDeCo、企業型)で最大拠出額まで投資する。
iDeCo 会社員23,000円/月、公務員12,000円/月
つみたてNISAで楽天カードクレジット決済で満額まで投資する。
つみたてNISA 33,333円/月(年40万円÷12)
特定口座で楽天カードクレジット決済で投資する。
特定口座 16,667円
(楽天カードクレジット決済のポイント還元の上限が月50,000円のため)
選択する投資信託
選択する投資信託は、コストの低い全世界や全米に広く分散された時価総額加重平均インデックスファンドにする。
全世界株式
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・楽天・全世界株式インデックスファンド (楽天 VT)
全米株式
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド (楽天 VTI)
資産運用を始めてからは
長期的視野に立って資産運用をしているということを肝に銘じて、何があってもBuy&Holdを続けましょう。つまり、積み立て続けるのみでその資産を取り崩す時が来るまでは絶対に売らないことです。
資産の定期的な確認をします。私は毎日行っていますが、資産を見ることで売買してしまうようなら見ない方がよいかもしれません。
1年に一度くらいはリスク資産と無リスク資産の割合を確認しましょう。
入社直後は特にやることも多く大変なので、資産形成に興味がある場合は事前にある程度準備しておくことが大切です。20代のうちは特に自己投資にお金をかけた方が、そこで身につけたスキルが本業での給与を生み出す人的資本の源泉になることもありますから、バランスを考えた資産形成ができるといいかなと思っています。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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