どうも、つみき(@321tsumiki)です。
「手取り収入の何%を貯蓄に回せばいいのか。」
「貯蓄額の割合は周囲と比べてどのくらいなのか。」
投資を行うためには資金がある程度必要になってきます。その資金は本業の収入の一部を貯蓄することで形成することが一般的です。そのため、冒頭のような家計に対してどのくらい貯蓄できていれば適切なのかということを知りたい人は多いと思います。
そこで今回は、貯蓄率について考えてみたいと思います。
貯蓄率とは
貯蓄率とは、貯蓄されている金額の割合のことです。
貯蓄額の比較になるとどうしても絶対的な量が多い方がいいと思いがちですが、貯蓄率を目標にすることで全体に占める貯蓄額の割合が分かるので、世帯年収に応じた適切な額を貯蓄に回すことができ、周囲との比較がしやすく、自分がどのくらい貯蓄できればいいかの指標になると思います。
例えば、手取り収入が月50万円で貯蓄額20万円の人と手取り収入が月20万円で貯蓄額が月10万円の人がいれば、後者の方が貯蓄率が高く適切な支出ができていることになります。しかし生活費が同じなら手取り収入が多い方が貯蓄率は高くなるので、稼ぐ力も大切になってきます。
我が家の貯蓄率について
我が家は私が固定費の支払いと貯蓄を担当し、妻が変動費の担当をしています。
妻の手取り収入と変動費その他の支出がほぼ同じくらいだと仮定して(詳細は不明です)、私の手取り収入等を考慮し世帯全体で考えて、我が家の1ヶ月の平均を計算してみます。
我が家の1ヶ月の平均
手取り収入額:45~50万円
生活費:25万円
貯蓄額:20~25万円
貯蓄率=20~25万円÷45~50万円=44.4~50%
家計全体では、月の収入が45~50万円のうち支出が25万円なので毎月20~25万円を投資と貯蓄に回すことができており、貯蓄率は44~50%となっています。
貯蓄率が50%なら1ヶ月働くと1ヶ月分の生活費を貯蓄できます。1年働くと1年間働かなくても生活でき、貯蓄で自由な時間を手に入れることができます。
— つみき@インデックス投資 (@321tsumiki) April 24, 2021
貯蓄率と生活防衛資金について
生活環境や家族構成、ライフスタイルなどにより貯蓄率は大きく異なってきます。
貯蓄率を上げるために生活費を大きく下げると家計を圧迫し生活の満足度は大きく下がってしまいますので、生活の質を下げる節約は控えましょう。浪費している分を少しずつ節約していくようにするとよいと思います。
また、生活防衛資金として、月の手取り収入3ヶ月分程度を現金で確保しておきます。
自分や家族が事故や病気などで働けなくなった時のリスクに備えるためです。
貯蓄することで働かなくても生活できる日数を伸ばせる
これはFIREの考え方につながりますが、手取り収入の50%を貯蓄に回せば1ヶ月の貯蓄で1ヶ月の生活ができることになります。
例えば手取り収入月30万円の場合、貯蓄率50%とすると、生活費15万円、貯蓄額15万円ということになります。その状態で1ヶ月経過すると貯蓄額15万円となり、生活費1ヶ月分を貯蓄額で賄えるようになります。
同じように、貯蓄率に応じて働かなくても生活できる日数を伸ばすことができます。
貯蓄率25%なら、3ヶ月の貯蓄で1ヶ月生活できる
貯蓄率20%なら、4ヶ月の貯蓄で1ヶ月生活できる
貯蓄した資金を安定した投資先に回せばさらに働かなくてもよい日数を伸ばせます。
本多静六式の蓄財法について
どの貯蓄方法でもそうですが、自分の決めたルールを守り、それを継続することが一番難しいところです。いくつかの教えを紹介しますが、一番大切なのは自分が継続して長期で取り組むことができることです。
本多静六式の蓄財法
本多静六が実践していた具体的な貯蓄方法に、「本多式四分の一天引き貯金法」というものがあります。
その貯金法は、
「毎月の決まった収入のうちの四分の一と臨時収入の全部を貯金する」
というものです。
臨時収入とは今でいうボーナスのことですが、これを実践していけば長期で見るとかなり大きな資産を貯蓄だけで形成できることになります。
まとめ
今回は貯蓄率について考えてみました。ご自身の生活環境に照らし合わせてよりよい貯蓄率を模索していきましょう。きっと心地よい割合が見つかると思います。そして、生活の質を落とさずに無理なく資産形成に励んでいきましょう。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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