どうも、つみき(@321tsumiki)です。
新型コロナウイルス感染が拡大する中にあって、富裕層を中心にした預金が急増している一方、非正規雇用の人たちを中心にした所得環境は厳しさを増しており、富裕と貧困の二極化に直面しています。その背景にはコロナショック後の各種株価指数の上昇によるものが考えられます。NYダウ平均株価の例を挙げるとコロナショック後から現在にかけて約50%ほど上昇しています。
例えば、NYダウに連動した投資信託に1,000万円を投資に回していた場合、1,500万円になっていることになります。潤沢な余剰資金があればそれを投資に回すことで労働収入をはるかに上回る利益を得ることができる可能性があります。対して余剰資金がない場合は、株価上昇による恩恵は受けられず労働収入のみになってしまいます。
今回はこのような経済格差が広がる理由を考えてみたいと思います。
利回りには格差はない
「お金持ちはさらにお金持ちに」
お金持ちは、生活に必要なお金以外の余剰資金が多くあり、それを投資に回すことで増やす速度が上がっていきます。一方お金持ちでない場合は、生活に必要なお金以外の余剰資金が少ないので、投資に回すことができるお金も少なくなります。
余剰資金が多ければ多いほど投資に回せる金額も増えていき、インデックス投資等における現実的な利回り5%程度で運用できればどんどん増えていきます。
以上の理由から、入金力が資産形成にとても有効な理由が分かります。
さらに、資金が多いことで気持ちにも余裕ができ、購入した銘柄が暴落したときにもそのままじっくりと待てる強さがあります。逆に資金が少ないと資産が減少することに耐えきれずやむを得ず売却してしまうこともあるのではないでしょうか。
資金の大小による利回りの違いはありませんが、資金量が多いほど利益が多くなりやすく暴落時も耐える力が強いということになり、かなり有利であることが分かります。
労働収入と資産収入の成長率の違い
皆さんは1年間労働することによって年収はどのくらい上がるでしょうか?
労働で得られる収入の成長率は年平均1~2%になります。働き盛りの30~40代ならばたくさん昇給するかもしれませんが、若いうちや定年間近の場合は思うように昇給しないこともあるかもしれません。
一方、投資によって得られる資産収入の成長率は年平均5%程度です。全世界に連動したインデックスファンドに投資しておけば分散にもなり、比較的安定したリターンが得られると思います。さらに資産が多ければ多いほど複利の力で資産は加速して増えていきます。
このように労働収入と資産収入を比較すると資産収入の方が成長率は大きいので、労働者として働くだけでは資産を増やしにくく、投資により資産を加速的に増やせることが分かりますね。
投資が資産形成に最適である
格差が拡大する資本主義社会で効率よく資産を形成するためには、投資をすることが最適な方法です。
仮に給料の上がりにくい労働をしていると、もし物価の上昇や増税が起こったときには今よりも生活が苦しくなることは目に見えています。そこで労働収入だけではなく資産収入を少しずつ得ていくことが必要になってきます。資産収入の方が成長率が高いので、毎月の給料の中から余剰資金を投資に回すことによって少しずつ資産収入を育てていくのです。
投資で利益を出すためには十分な知識が必要ですが、うまく運用すれば労働で手に入る給料よりもはるかに上回る利益を得られる可能性があります。
これまで通り仕事を続けながら、少額からでもいいので投資に回しお金にも働いてもらうようにしましょう。
投資を始めるならばインデックス投資がおすすめです。株価指数の下がるタイミングは「分からない」ので、始めるのは「今すぐに」です。
投資の始め方についてや私自身の投資についての考え方については以下の記事も参考にしてください。
まとめ
私も経験がありますが、働いて貯蓄するだけでお金が増える時代はとっくの昔に終わっています。普通預金の金利の推移を見れば明らかですね。しかし、働きながら一定額をインデックス投資に回し続けるとしたらどうでしょう。働いて貯蓄するだけよりも大きな利益を得られる可能性があるのです。
まだ投資を始めていない人には少額でも投資を始めることをおすすめします。一度証券口座を開き、積立設定をしてしまえばあとは自動的に毎月定額を投資信託に積立投資してくれます。そしてほったらかしておくだけでいいのです。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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