どうも、つみき(@321tsumiki)です。
最近職場で30代を中心に新築一戸建てを購入する人が後を絶ちません。次々に人生最大の買い物をしているのを聞くにつれ、すごい決断をしていると本心から感心してしまいます。
私の身の回りでは未だに結婚→出産→マイホームの流れが世間一般的になっており、
「マイホームを購入してこそ一人前」
「30歳を過ぎたらマイホーム」
「家は最大の資産になる」
と考える人は未だに多く、職場にもマイホームを持つことに疑問を持つ人は少ないです。しかしながら、その流れに乗ってマイホームを購入することが本当に正しいのでしょうか。
私は賃貸派ですが、購入派の考え方を否定するつもりは毛頭ございません。
しかし、マイホームを購入することによって長期住宅ローンを組んでしまうとFIREは遠ざかってしまうのではないでしょうか。
今回は、マイホーム購入によってFIREは絶望的になってしまう理由について考えたいと思います。
“マイホーム購入=FIREが絶望的”ではない
まず確認したいのはマイホームを購入することによって必ずしもFIREが絶望的になるわけではないということです。
私がFIREを絶望的にしてしまうと考えるのは「マイホーム購入により、長期に渡り住宅ローンを返済する必要がある場合」に限ります。
長期的な住宅ローンがあることによってFIREは限りなく遠ざかります。
長期住宅ローンによってFIREが絶望的になる2つの理由
① 住宅ローンが定期収入(給与)を手放せなくする
長期的な住宅ローンを返済し終わるまでは、毎月の定期収入である給与を手放せなくなります。
多くの人は住宅ローンを組む時には働いています。毎月決まった額を支払っていかなくてはならない状態で働くのを辞めることができますか。なかなか難しいのではないでしょうか。
住宅ローンを上回る資産収入や副業があれば別ですが、こちらも毎月決まった金額がもらえる保証はありません。
給与など毎月ある程度予想のできる収入はやっぱりありがたいものです。決まった支出がある場合はなかなかそういう収入は手放せないと思います。
住宅ローンがあることによって本業を辞めにくくなってしまいます。
特に30歳前後で35年ローンを組んでしまうと、65歳まで住宅ローンが続くわけですから、定年まで仕事をすることを自分で確定してしまいますね。
繰り上げ返済や別の収入源を用意すればFIREすることも可能ですが、ハードルは高くなるでしょう。
住宅ローンのために働き、住宅ローンのために好きなことを我慢するような、人生の選択肢を狭めるようなことになっては本末転倒です。
② 利息に複利が働き、余分な支払いが発生し資産形成しにくくなる
ローンを組むということは、お金を借りる側に複利が働くということになりますね。「お金がお金を生む」のではなく、「利息が利息を生む」状態になります。
本来なら払わなくてもいい利息や新築ならばハウスメーカーの利益分まで払っているので、その分トータルの貯蓄率は下がってしまうでしょう。
FIREに必要な資産を形成しなければならない中で支払わなくてはならないものが発生してしまうので、その間の貯蓄率が下がり資産形成にはさらに時間がかかります。
まとめ
今回は、マイホーム購入によってFIREは絶望的になってしまう理由についてまとめました。
① 毎月の支払いがあることで給与を手放しにくくなる
② 利息に複利が働き、余分な支払いが発生し資産形成しにくくなる
他にもマイホームを購入することで、
・引っ越しがしにくくなる
・家族のライフスタイルに合わせて家の大きさを変えることができない
なども考えられます。
住宅購入は資産形成とは切り離し、浪費と割り切って生活の質を高めるために購入する人もいるでしょう。私は、資産形成がある程度進んだところで必要ならば中古住宅を購入しリフォームして住もうと考えています。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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