どうも、つみき(@321tsumiki)です。
12月に入り相場の上下動が大きくなってきている気がしますが、皆さんは心穏やかに過ごせているでしょうか。
インデックス投資をするまでは、どれだけ下落しても売却せずに保有し積み立て続けることに、さほど難しさを感じることはないように感じます。
しかし実際に投資信託を購入し、インデックス投資を始めてみるとどうでしょう。画面上ではありますが、実際に自分の資産額が相場の状況に応じて変動し、相場が下落すればそれだけ資産額が減少していく現実を目の当たりにして、売却してしまいたくなる衝動に駆られたり、ひどく落ち込んだりすることはありませんか。
このように投資を始めてから感じる相場の上下に伴う心境の変化は、投資する前には想像もつかないほど大きなものになってきます。
今回はインデックス投資において、相場の変化、特に相場が下落している局面でどういう心構えでいればいいのかについて考えてみたいと思います。
相場状況が大きく変化したときの心構え
① 相場状況等の情報には一切触れないようにする
一番いいのは、相場状況にかかわる一切のメディアを見ないことです。情報に触れなければどれだけ相場が上昇・下落したかを知ることができないので感情や心境には何の変化もありません。
相場状況を見たところでインデックス投資家にやることはありません。
それどころか暴落等の大きな下落局面を見てしまったら、損失が広がらないうちに売却したい、もっと損失が大きくなってしまったら、などとネガティブな気持ちが大きくなってくるに違いありません。
つまり、見ることによって資産にプラスになることはない上にマイナスになりそうなことがあるということです。
見なくて済むなら相場の状況などは見ないほうが賢明です。
② 相場に触れても絶対に証券口座にログインしない
私は自分がTwitterやブログ等で発信するために相場の状況を確認しています。
例えば、資産状況は資産推移を発信するために必要ですし、大きく上昇したり下落したりしたときは自分の状況を報告するために確認しています。
逆に言えば、インデックス投資をすることだけを考えるならば相場状況を見る必要は全くありませんので、何も見ないのが一番です。見ることで短期的なノイズにいちいち反応してしまうことにつながってしまいます。
相場状況などを見なければいいだけなので心境の変化も何もないのですが、経済ニュース等をたまたま見てしまうこともあるかもしれません。
相場の上昇や下落を確認してしまっても絶対に証券口座にはログインしないようにしましょう。証券口座にログインしなければ投資商品を売却できません。
③ 自分の投資方針を決めるために参考にしたものを確認する
皆さんは投資を始めるにあたって参考にした書籍やブログなどはありますか。
投資を始めたときには相場が変動したらどうするのか必ず考えたと思います。先人たちの書籍を読み返すことでその考えを確認してください。
そもそも相場状況が気になるのはなぜなのでしょうか。
それは、自分の投資方針に反して資産が目減りしてしまうのを恐れているからです。
インデックス投資の場合は、基準価額が右肩上がりに上がっていくような指数に投資するのが一般的です。ですから短期的に大きく下がってしまうような状況に陥ると自分の投資対象は本当に右肩上がりになるのか、と疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。
自らが投資を行う前に、もしくは投資を行っている間に設定した投資方針が自分の納得できるものであれば、投資対象を疑うことなど一切ありません。
そこで必要なのが、自分の投資方針を決定する要因となった書籍や文献などです。今一度投資前の自分の考え方を確認し、今の自分に当てはめてみてください。
そうすることで自分の考えの整理にもつながりますし、様々な相場を経験して分かることを投資方針に取り入れブラッシュアップすることができるでしょう。
私は、「長期・積立・分散」を基本としており、全世界株式などよく分散されている投資商品を毎月積み立てて購入しそれを長期的に保有し続ける投資方針で投資を行っています。15年~20年ほどの長期で右肩上がりを目指して運用していますので、1年単位で相場が下落しても何も影響はありません。
もし短期の上下が気になる人はよく見るチャートを長期の足(1ヶ月、1年など)に変更してみてください。短期の動きなど微々たるものであることがわかると思います。
視野を広げて見てみることを強くおすすめします。
何もしないことの大変さ
インデックス投資であれば、投資開始時に積立設定をしておくだけで毎月決まった日に銀行口座から積み立てる金額を使って投資商品を購入してくれます。
ですから投資商品の積立購入に関しては特に何もする必要はないのですが、これがインデックス投資の難しいところではないでしょうか。
投資をする上でやることがなくて暇だということは、それによって様々な感情が芽生えてくるものです。
「投資をやっているのにこんなに暇でいいのか」
「もっと頻繁に取引をすればもっと利益が出るに違いない」
「やることがないから投資の情報でも見ようかな」
「ほかの投資方法のほうがもっと利益が出るかもしれない」
「ほかにいい投資先はないのだろうか」
確かにインデックス投資は地味で時間のかかる投資方法です。しかし再現性が高く多くの人が準富裕層まで資産形成できるシンプルな方法ではないかと私は考えています。
しかし、何もしないことの大変さは大いにあると思います。
相場の変動によって投資方針が揺らがなくとも、ビットコインやレバレッジ商品など短期的にインデックス投資を上回る成績を見るともっといい商品はないのだろうかと考えることも不思議ではありません。
インデックス投資で成功しようと思えば、このようなノイズに対していちいち反応することなく、淡々と投資し続けることが必要不可欠でしょう。
他人の投資成績は自分の資産形成には何の関係もないことを理解して、他人と比較することなく、自分の決めた投資方針を続けていきたいものです。
まとめ
相場の変動によって心が動かされ、心配になることもあるでしょう。コロナショックの際は私もどこまで下がるのか心配ではありました。しかし、その後は上昇を続け今に至っています。
投資方針は投資を続ける中で少しずつ良い方向に更新していってもよいものです。投資商品の購入によって、相場の上昇や下落による資産の変化を感じながら、自分で心地よく投資を続けていけるリスク許容度にしていくなど、長く続けられるように考えていきたいものです。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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