どうも、つみき(@321tsumiki)です。
投資についてはどうしてもリスクがあって元本保証がない商品もあります。
今まで預貯金で資産を蓄えてきた人にとっては、元本割れしてしまう可能性があるものには大切な資産を使えないと考える人も多いかと思います。
今回は、いまだ投資にはじめの一歩を踏み出せない人に向けて、資産を増やすためにはなぜ投資が必要なのかについてまとめます。
なぜ投資をしないのか
「給料の残りがなんとなく貯まっている」
「投資はリスクが高いから危険なのでは」
「資産の増減が激しいから気になってしまう」
このように考えて投資を始めるのに躊躇してしまうことはよくあります。私もそうでした。私は38歳まで投資をせずに貯蓄だけで資産形成をしてきましたから、本当によくわかります。
しかし、投資は商品を選べばあなたの資産形成にとって大きな味方になり得る存在です。
投資を怖がって思考停止するのは非常にもったいないと思います。人は分からないことを怖いものだと認識する傾向があります。もし怖いと感じるなら、投資について学んでみて自分なりに理解してみるところから始めてはいかがでしょうか。やる前は不安がつきものですが意外とやってみれば不安が取り除かれることも多いですよね。
資産形成の方法と優先順位
まず、資産形成のための計算式は以下のようになります。
資産形成=(収入-支出)+資産×利回り
資産形成をするためには、本業や副業などで収入を上げて、日々の節約によって支出を下げることによって、使わずに残るお金を資産とします。これが預貯金になります。
そして、この資産を金融商品に投資することによって、利回り数%の利益を受け取り続けてそれを再投資することで複利の力を使ってお金を増やしていくということになります。
そのため、資産を増やすための資産形成には順番があります。
① 節約
② 転職・副業
③ 投資
転職・副業や投資に比べて節約は「誰もが今すぐに」できるものです。節約には限りがありますからある程度やってからは、転職・副業で収入を上げていきます。そして、収入-支出を大きくして、資産を投資に回していくということになります。
順番にと書きましたが、節約と転職・副業を終えてからでないと投資を始められないわけではありません。優先度が高い順ではありますが、並行して進めていきましょう。
資産形成においては、月々の収入の中から生活費を①節約して、ある程度節約ができ生活費を抑えられるようになってから、②転職・副業によって収入を上げます。
生活費が高い状態では経済的自由の達成からは程遠くなっていきますから、基礎生活費はなるべく抑えられるようにしましょう。生活費を下げ収入を上げ、毎月残る金額を③投資に回していくサイクルで資産形成を行っていきます。
このように投資については節約と副業に比べて優先順位は低いのですが、資産形成にはなぜ投資が必要なのでしょうか。
結論から言うと、資産や経済的自由を達成するなど自由な時間を増やせるようにしたいなら、投資は必要不可欠です。
お金に働いてもらうとは
収入や支出のコントロールができていない状態のまま資産形成をしようとすると、どうしても資産形成のスピードは遅くなっていきます。
そこで、まずは収入を増やし支出を減らすことによって資産を形成していくのですが、それを投資に回してお金がお金を生む状態を作ります。投資商品によって得られた利益は資産に上乗せされますので、さらに資産収入が増える好循環が生まれます。
このように「お金に働いてもらう」のは資産形成を進めるうえで必要不可欠なものになっています。この「お金に働いてもらう」という状態を作り出すのが投資なのです。
お金に働いてもらうと資産形成が一気に進みます。ある程度資産が増えてくるとサラリーマンの労働収入をはるかに超える資産収入が得られるようになるので、労働収入だけでは資産が増えにくいということをしっかりと理解しておきましょう。
資産形成に投資が必要な3つの理由
資産形成のために投資が必要な理由は以下の3つです。今まで預貯金で資産を積み上げてきた人はもう一度よく考えてみてください。
【資産形成に投資が必要な3つの理由】
① r>g
フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」の中での主張は、
「資本主義の富の不均衡は放置していても解決できずに格差が広がる。格差の解消のために、何らかの干渉を必要とする」
というものです。
その根拠となったのが「r>g」という不等式です。
gは経済成長率(労働によって得られる富)
この不等式が意味するのは、資産によって得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということです。つまり、
「資産を持っている人はより資産が増え、労働でしか富を得られない人は相対的に資産が増えにくい」
ということが言えます。そして、r(資産家)とg(労働者)の差はどんどん広がっていくことになります。
ですからお金にも働いてもらうという考え方は大切になってきます。
② 労働収入は増えていない
日本では、1990年代から約30年間にわたって平均賃金が増えていません。むしろその給与水準は低くなっています。
その理由は、企業の人件費の抑制や賃金水準の低いサービス産業の拡大、「非正規化」の進展などが挙げられます。
また、日本の人口や経済規模は今後も右肩下がりに減少していく傾向にあるので、給与水準の伸びには期待できない現状があります。
③ 社会保険料は増えている
皆さんは給与明細をよく見ていますか。会社員の給与が伸び悩む中で社会保険料は増えているのです。社会保険料は、厚生年金、健康保険、介護保険を含めた毎月差し引かれて支払っている料金のことです。
社会保険料の年間負担額は給与が増えないのに増え続けています。少子高齢化が続く限り、支える若者の数が減少していくため、この傾向は続くと考えられます。
投資の必要性が分かったらまず始めること「証券口座の開設」
ここまでの解説で投資の重要性に気が付きましたか。それでは、実際に投資を始めるために何をすればいいのでしょうか。
まず始めにやらなければならないことは、証券口座の開設です。
今の時代、銀行口座に預貯金を置いておいても年利0.001%程度しかありません。証券会社の投資信託ならば銀行口座をはるかに上回る年利を得られることもあります。銀行口座に置いてある資産を少額からでも証券口座に動かしていきましょう。
当ブログでは、「楽天証券」、「SBI証券」「
マネックス証券」「松井証券
」の4つのネット証券会社をおすすめしています。実績や信頼性も十分ですから、口座開設を進めていきましょう。
まとめ
まず、なぜ投資をしないのかについてまとめました。投資をしないのは投資についての理解が不足しているということ。理解不足が怖さを生んでいるということです。学んでみてから決めても遅くはありません。まだ投資していないなら投資について知ることから始めましょう。
次に資産形成の方法と優先順位について考えました。①節約、②転職・副業、③投資の順ですが、並行してスタートしてもいいでしょう。できることからやってみてください。
資産形成を進めるうえでは「お金に働いてもらう」ことは必要不可欠です。
そこで投資が必要な3つの理由について説明しました。
② 労働収入は増えていない
③ 社会保険料は増えている
以上の理由から、資産形成には投資が必要不可欠だということになります。
皆さんが投資を始められる参考になれば幸いです。
楽天証券少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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