どうも、つみき(@321tsumiki)です。
つい先日、職場にて30代の同僚2人と資産形成や投資について話す機会がありました。同僚曰く、投資には興味があるのですがやっぱりなかなか投資には手が出せないとのこと。
私は自分の資産形成の方法についてはそれまで職場で全く話していませんでしたが、少しだけ自分のやっている投資方法について話させてもらいました。
話を聞いていて思うのが貯蓄額が低いことです。
その同僚は独身なのですが、手取り25万円に対して月3~5万円の貯蓄額のようで貯蓄率は12~20%になります。12月に支給されたボーナスに相当する期末・勤勉手当の使い道もあるようでした。(何に使うのかまでは聞いていませんが)
私が話を聞いた同僚は2人いましたが、割とこういう方多いのではないでしょうか。この2人に資産形成について話をしたのですが、リアルで投資の話題に触れる場合の注意とうまくインデックス投資の魅力について伝える方法をまとめたいと思います。
投資については興味がありそう
2人の同僚に話を聞く中で受けた印象は「投資についてはとても興味がある」ということです。私は「投資が怖い」「損をしたらどうしよう」という印象しかなかったので、投資についてはじめから前向きでびっくりしました。
興味があるなら自分で調べたらいいのに、と伝えると、投資について調べても投資に関する情報がとても多くどれを信じればいいのかが分からず結局始めることができなかったとのことでした。
なるほど、なかなか難しい…。
私は38歳でインデックス投資にたどり着きましたが、インデックス投資という投資の最適解の一つにたどり着くことができていない人が多いのも納得がいきますね。
投資の前にやることがある
まず最初に話したのは支出の見直しについてです。
とにかく毎月の支出について把握することから始めましょうと伝えると「私は投資について教えてほしいんです」と言われました。投資をするためには資金がいるでしょう。毎月の余剰資金から投資に回すのでまずは節約ですよと。
毎月、何にいくら使ったかが分からず残った金額が貯蓄になっている人が資産形成を計画的に行っていくのは難しいのです。きちんと毎月の貯蓄額を決めてその範囲内で支出していく家計にしていかなくてはなりません。
支出の見直しができたらインデックス投資を
投資と言えば個別株の印象が強いのですが、私が投資しているのは全世界株式クラスのインデックスファンドであるということ、指数に連動した形なので分散ができていること、時間をかけて資産形成をしていくことを話しました。
そして、税制優遇制度を有効活用することが優先なので、iDeCoとつみたてNISAを先にやりましょうと。
インデックス投資と投資対象、税制優遇制度についてはざっくり説明しましたが、詳しくは自分で調べてもらうようにしました。
同僚に対して投資の話題に触れるときに注意したいこと
同僚と話す時に気を付けていたことがいくつかありました。まずは私の資産額を明らかにしないこと。そして、同僚が私の言うことを鵜呑みにしない人かどうかということを確認することです。
私も含めて人の言うことをそのまま信じて自分で調べようともしない人では何をやってもうまくいくわけがありません。
① 自分の資産額については一切言わない
私は匿名でTwitterやブログで発信しています。リアルでは自分の資産額を知っている人はいません。投資に関する発信を行う上では資産額というものはその投資に関して信憑性が高くなる要素になり得ると思います。
しかし、リアルで資産額を話したらどうでしょうか。
投資方法よりも資産額が注目されてしまい、肝心の投資についてしっかりと伝わらない可能性があります。私の資産額が同僚に伝わっていいことは何一つありません。
資産額を言わずとも投資方針について話すことはできます。
② 鵜呑みにして真似をするだけの思考停止の人かどうか見極める
結局のところ、私がインデックス投資について話したところで本人がさらに自分で調べて納得して始めないと意味がありませんし、大切な資産をリスクにさらす時には自分で理解して納得した投資方法でなくてはならないと思います。
誰かが言ったことをそのまま真似して投資すると、相場が大暴落になったり長期の下落が続いたときに投資方針を信じ続けることができず売却してしまうことにもつながります。
同僚にも「絶対に自分で理解して納得してから投資すること」を強く言いました。それが一番大切だからです。
そしてiDeCoとつみたてNISAの概要とインデックス投資について簡単に教えておきました。あまり詳しく具体的に教えてしまうと真似するだけでできてしまうので、自分で考えたり調べたりしなくてはならないようにしました。
・知ってから「すぐやってみる力」が大切である
さて、同僚2人には節約と投資についてアドバイスしましたが、私は「結局話を聞いてもやらないかも」と思っています。
行動力がない人は情報を収集するのは得意ですが、結局何をアドバイスしてもやらないので生活には何も変化がありません。
新しい情報や知識を得ることも大切ですが、得たものを自身の行動につなげることの方がはるかに大切かと思っています。特に資産形成についてはどれだけ早くから多くの金額を投資に回せるかにかかってきますので、お金の勉強の大切さがよく分かります。
まとめ
同僚には、
「節約して月10万円貯蓄に回して、iDeCoとつみたてNISAをやりましょう」
「口座を開くなら楽天証券とSBI証券がおすすめです」
と伝えてその時は終わりにしましたが、さてこの後どうなりますか。また同僚と定期的に話をしてみるのが楽しみですね。
なるべく自分のことは言わずに投資について教えるのは難しいですし、同僚にとっては節約と投資が本当に資産形成になるのかが疑問のようでした。やってみてもらえると私としてもうれしいのですが、どうでしょうね。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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