どうも、つみき(@321tsumiki)です。
なかなか貯蓄が増えないと悩んでいる人も多いかと思います。貯蓄がなかなかできない理由として挙げられるのが、
「先取り貯蓄ができない」
「家賃や光熱費などの固定費が高い」
「教育費など特定の出費がかさむ」
などではないでしょうか。
私は資産形成の第一歩は「先取り貯蓄」であると考えます。収入の中から先に一定額を貯蓄に回して残りで生活すれば必ず貯蓄額は増えていきます。
しかし、先取り貯蓄ができないという人が多い現実からも分かるように、先取り貯蓄が貯蓄額を増やすために有効なことは分かっていても、家計がそれを実行することができない状態になっているのではないでしょうか。
今回は、先取り貯蓄を確実にするためのおすすめの方法を紹介したいと思っています。
なぜ先取り貯蓄が大切なのか?
貯蓄の方法にはいくつかありますが、「毎月使った生活費の残りを貯蓄に回す」というやり方が多く見受けられます。毎月使う生活費は毎月同じになるとは限らないので、貯蓄に回す分が残らないといったことになりがちです。式にすると「収入ー支出=貯蓄」ということですね。
ところが先取り貯蓄なら、給料を受け取ってから先に貯蓄分を分けてしまうので確実に貯蓄することができます。式にすると「収入ー貯蓄=支出」ということになります。あとは、残った金額を生活費に使えばいいのです。
この方法なら、最初に先取り貯蓄の額とどのように先取り貯蓄をするかだけ決めておけば自動的に貯まっていきます。貯蓄分をないものとして生活すればいいということですね。
先取り貯蓄の額を決める
先取り貯蓄を始める前に、まずは先取り貯蓄の額を決めておきましょう。
一体毎月どのくらい貯めたらいいのかと悩む方は多いと思います。先取り貯蓄の適切な金額は、家族構成やライフスタイル、住まいや収入によっても様々で一概に金額を定めることはできません。
手取り月収の10~30%程度を先取り貯蓄できれば優秀な方であると思っています。
また、貯蓄率とFIREの間には相関関係があります。早期リタイアの希望があればそれだけ貯蓄率を上げればFIREの時期が早まります。
貯蓄率とFIREについては以下の記事が参考になります。
FIREを目指す場合には貯蓄率50%以上は欲しいところですが、サイドFIRE程度ならそこまで貯蓄率が高くなくてもいいかもしれませんね。
先取り貯蓄を無理せず継続する4つの方法
先取り貯蓄は、毎月しっかりと継続できることが何より大切です。無理をして続けられなくなってしまってはお金を貯めることはできません。そこで、先取り貯蓄を無理せず続ける4つの方法についてまとめます。
① 家計を正確に把握する
貯蓄を行っていくためには、家計の収支を正確に把握することが必要となってきます。
何に使ったのだろうと思う支出はありませんか。
自分でも気づかずに無駄な支出をしていませんか。
世帯の収支を知ったうえで余分な支出を減らしていけば、家計がスリム化して貯蓄体質の家計に生まれ変わります。
ちなみに毎月の家計チェックはマネーフォワードMEで行っています。
② 貯蓄額の目標を立てる
何のために貯蓄するのかという、明確な貯蓄の目標を立てておくことで、先取り貯蓄を続けやすくなります。
早期リタイアや老後資金、教育費、旅行費用などはっきりとした目標を決めておくことによってモチベーションが上がり、毎月続けることができます。
③ 無理をしない
始めるときはやる気になって先取り貯蓄を頑張ろうという気持ちになっていると思いますが、なかなか持続することができないのが人間というものです。
先取り貯蓄の金額を上げすぎて無理をしてしまうと、最初の数ヶ月は続けられるものの途中で生活に無理や支障が生じて続けられなくなるかもしれません。
先取り貯蓄は、はじめは無理なく続けられる金額に設定しましょう。1万円など少額からはじめて慣れてきたら少しずつ金額を上げていくようにするといいと思います。
④ 定期的に見直す
最初に設定した金額で先取り貯蓄を始めて何ヶ月か続けられたら、収入やライフスタイル、社会状況などの変化に伴い、常に「今の方法は最適なのか」ということを考えて、必要に応じて先取り貯蓄の金額やその方法を見直していきましょう。
おすすめの先取り貯蓄方法を紹介!
収入を先に貯蓄分だけ分けるのを忘れてしまいそうなので、銀行や証券口座のサービスを利用することによって、毎月自動的に先取り貯蓄をすることができます。一度設定すればあとは自動的にやってくれるのでとても楽です。
先取り貯蓄には、iDeCoやつみたてNISAなどの税制優遇制度も活用するとより資産形成が進むと思います。
iDeCoに関しては以下の記事が参考になります。
そして、つみたてNISAについては以下の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は先取り貯蓄についての説明と無理せず続ける方法について紹介しました。いかに要点をまとめます。
・最初に先取り貯蓄の額とどのように先取り貯蓄をするかだけ決めておけば自動的に貯まっていく。
・先取り貯蓄の額は家族構成やライフスタイルにもよるが手取り収入の10~30%程度、FIREを目指すなら50%以上を。
・家計の把握と定期的な見直しによって無理のない範囲でとにかく貯蓄を継続することが大切。
・iDeCoやつみたてNISAなどの税制優遇制度を活用し、銀行や証券口座の自動積立設定を利用する。
少しずつ積み上げていきましょう。
つみき(@321tsumiki)でした。
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